前回、ブログ作成時に気を付けるという観点で著作権について調べてみたがわかりにくかったという話を書きました。その後さらに調べたところ、文化庁の中にいろいろな教材があり、その中の「著作権テキスト ~初めて学ぶ人のために~」というpdfファイルを見つけました。このブログを書いている時点では平成28年度版があります。 今まで見た中では、これが最も断片的でなく網羅的で、著作権の全容把握に最も適していると思いました。

前回のブログでよくわからないと書いたものについても、これを読むとそれなりに判断できそうです。もっとも個人的な見解なので、本来は専門家の判断を仰ぐべきでしょうが。

著作物は、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて, 文芸,学術,美術又は音楽の範囲に属するもの」とされているとのことなので、テレビやラジオのインタビューなどは、著作物になるものもありそうです。

選挙演説や国会での討論については、著作物にあたりそうで注意を要する気がします。ただし、「公開して行われた政治上の演説等は、どうやら同一の著作者のものを編集して利用しなければ利用できる。」という趣旨の条文もあるので注意して条件を満たせば大丈夫なようです。しかし、演説とは通常一人で行うものなので、同一の著作者のものを編集して利用する場合に利用できないとはどういうことかちょっとよくわかりませんでした。

また、「引用」という形であれば他人の発言なども利用できるようですが、条件がいろいろとあり、あくまで自らの著作物の中で一部を引用するといった使い方が想定されているように思います。あまりたくさん引用しすぎるとまずそうです。

新聞記事などについては「論説」」については利用できますが、前回のブログに書いたように日本新聞協会の主張ではそれらは社説のみをさすという事ですので、ほとんど記事についてはまずそうです。

いろいろまとめると、自ら考えた事を創造的に表現していれば、ルールさえ守れば引用は大抵は大丈夫そうです。単なる紹介が主目的では大抵の場合ダメと理解しました。他人の著作物を勝手に利用していいはずがないのだから、その点ではごもっともですね。 一方であまりにも一部のみを切り取って引用されたりすると、本人の発言の前後関係や文脈を無視して全く異なる趣旨の発言として世間を誤解させるために悪用されたりしている例を良く目にするので、それもなんだかなぁと思います。